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潮見表 日本
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サーフボードの運命
サーフボードはサーファーを波と繋ぐ道具であり乗り物だ。 板切れでもあり、宇宙船にもなり得る波の上を走る「気」を受け止める「機」である。 波の波長と気を合わせることからサーフィンは始まる。 だから気合を入れる。でも力まず、、、 人が波を選ぶのではない。 波が人を選ぶのだ。 朝起きて、ポイントまで行き、浜から陸地を背にパドルする。 その途中でリズムを整え、身体をセットアップしていく。 心身を清浄にするのにヨーガは素晴らしい。 サーフィンの前後に、サーフィンのためにヨーガを始めて、 ヨーガが目的になった人を数多く知る。 話は逸れたが、サーフボードの運命について書かせて欲しい。 その運命は誰が乗るかで別れる。 あるボードはベルズのサーフィンムージアムで余生を送る。 あるボードは粗大ゴミとして扱われ最後は無残に砕かれる。 可哀想なのは看板にされたりベンチにされたりボードたちだ。 出来れば、やめて欲しい。 幸せなサーフボードは、いつまでも波とサーファーを繋ぎ続けている。 今まで数多くのサーフボードを販売したが、 いざ出荷するとき、嬉しい半面、寂しさを覚える。 でも家に寝かせているよりは、サーファーに運命を託したほうが この子達は幸せである。 波に乗ってこそサーフボードはその価値を表す。 このボードは1986年、世界旅行に旅立つ前に 神奈川県・寒川にある植田さんのシェープベイで完成した愛機だ。 長さは6’6” 実は6’2”と2本オーダーして、世界を一周したところで 6’2”は短か過ぎると判断して手放した。代りにハワイのミルトン・ウィリスに 7’2”をシェープしてもらい、2本で旅を継続した。 ニアス、A-BAY、フランス、スペイン、モロッコ、ハワイ、オーストラリア・・・・ 途中、リーフで傷つくことはしょっちゅうで、トランジットのバンコクやペナン、 ロンドン、リペアした。エアコンを利かした部屋でリペアすると固まりも良く 均等なライトの下でラインがはっきり見えるからだ。 最近、KEYOのレトログライドが売れた。買ってくれたサーファーは 以前、私がアバロンの大きめな波に対応するために手に入れた ウエィン・リンチのミニガンをアイランド用に購入した方で 何度かメールでやり取りをしながら、このサーファーならこのボードも 幸せになれると感じた。 オーストラリアの一部のサーファーとシェーパーは マシンシェープを極端なまでに嫌う。 メイド・イン・タイ、その代表格のドラゴン社は そのオーストラリア人が完成させた工場で マシンで大部分のボードを完成させる。 仕上げの一部はパートのオバさんたちの 仕事だったが、今は果てしなく人の手はかからない。 完成度は文句なし、失敗がない、同じものが複製されていく。 安定性は素晴らしい反面、偶然から生まれるマジックは存在しない。 シェーパーの気分で極僅かな変化に期待するサーファーも多い中、 マシンは冷酷だが、コストや安い。 その結果、マシンが数多くの名シェーパーを 廃業に追い込んだ。 かつてデレク・ハインドとトム・ウェゲナーのマシンシェープ対する論議を 間に当たりにして、最後は凄まじい口論に至り、一般的に言う喧嘩別れとなった。 デレクはマシンは悪、トムは未来形と持論を一歩も譲らなかった。 ドゥービーブラザースのサウンドは打ち込みでは出せない。 生音と電子音では感性に訴える奥の深さが異なる。 喜多郎のシンセサイザーミュージックは素晴らしいが、 個人的にはある一定以上の奥に届かない。 父は葬式で出棺する際に喜多郎のシルクロードを流して欲しいと 希望していたのでCDをかけた。 私は父が何度かシルクロードを旅行した時の想い出と 喜多郎が重なり合っていたから、 父にとって特別な音楽だったのだと思う。 異論はないが、ハンドシェープの方が好きだ。 ラミネートに気泡があったり、ピンラインがズレていたり、 オーダーしたのと異なるディメンションが出来上がってきたり、、、、 それでもサーフボードは人の手で削られたものに愛情を感じる。 KEYOレトログライドの幸あれ。 PS ホームページのKEYOレトログライドは かくして完売となりました。
posted by: ozartsurf | - | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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