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潮見表 日本
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サーフィン雑誌創刊ラッシュ

サーフィン雑誌は専門誌とカテゴライズされている。
しかし古くはポパイやファイン、ホットドッグプレスなどは
一般誌からサーフィンへのアプローチをかけてサーファー以外にも
サーフィンのテイストをアピールして大成功した誌もある。
つまり発行部数と広告収入を増やし利益を得たわけだ。
ここ数年ではティーンネイジャー向けの老舗的存在のファインは
その形態を大きく変え、同じ日の出出版にサファリ風に様変わりした。
つまりサファリやオーシャンといったアダルト向けのサーフィンテイストを

加えた雑誌が売れに売れているというわけだ。


中身を見ると75万円の時計や2万3千円のTシャツ、26万円の革ジャンなど、

一般サーファーには無縁な商品広告が止めどもなく掲載され、

「なんじゃ!これ?」状態にビックリする。
知人にこの手の誌の存在理由と読者層を尋ねたところ、

本気にサーフィンをやっている、またはやりたい者が購入するわけではなく、

リッチに憧れる、またはIT産業などで儲けているバブリーな20代〜40代男性が

サーフィンや海をテイストに取り入れたくて買うそうだ。

昔の丘サーファーより金が有るだけ、質(タチ)が悪いかも知れない。


私はサファリやオーシャンをサーフィン誌という位置付けはせず、

ここは素通りさせて頂く。

日本におけるサーフィン誌は石井秀明が編集長の「サーフィンワールド」が

始まりである。

東京都のど真ん中、中央区のオーシャンライフが1976年創刊したコアな誌で、

サーフィンを健全に正しく、しかもアカデミックに捉え伝えた業績は

現在日本サーフィンの礎である。同時期に湘南の辻堂から誕生したのが

「サーフマガジン」で、ワールドが世界のサーフィンを中心に展開していたのに対して

マガジンは国内をフォローした。

ちなみにこの2誌から日本を代表するサーフジャーナリスト、

サーフィンフォログラファーを輩出している。言わば独占状態にも見えた。

その後を追うようにマリン企画が創刊したのが「サーフィンライフ」で、

サーフィン教室的なビギナー向けページから日本国内、世界の動向にもスポットを当て部数を伸ばす。

 

昨年、老舗のマリン企画が倒産してサーフィンライフ、グライドが廃刊に追い込まれた。

その数年前にはマリン企画のロングボードの専門誌「オンザボード」が消えたが、

まさかマリン本体そのものまでが消えるとは想定外だった。

理由は雑誌以外の事業、不動産やレジャー、リゾート、ハーバー、

レストランなどの赤字が本業の足を引っ張ったからであろう。

かつてのオーシャンライフも同様だと思う、あくまで推測の域だが。

 

2017年に入り、サーフィン専門誌はブルー、NALU、サーフトリップジャーナル、

サーファーズジャーナルの4誌だった。

ネコ出版から出版されているオルタネイティブ+ファッションを打ち出しながら

実はコアなブルー。

エイ出版のロングボード専門誌からオルタネイティブ、SUPまで幅広く

フォローするようになったNALU。

同じくエイ出版のサーフトリップジャーナルは

確実なコアなファンを持ち編集長自らトリップ全開な点が素晴らしい。
そしてUSAサーファーズジャーナルの日本版として5年目を迎える日本版SJJ。

ちなみにサーファーズジャーナルはかつてはオーストラリア版もあり購読していたし、

現在はヨーロッパ版も発刊されている。オーストラリア版は廃刊したが日本版、

ヨーロッパ版は独自の記事を折り込み興味深い。

但し書店に置かれていることは少なく年間購読者を対象にしており正確には

書店に置かれていることが少ないので雑誌と呼べるかは定かでない。


そしてこの4月、元サーフィンライフの編集担当の高橋氏が編集長の「サーフマガジン」が

10日に発刊された。湘南、六本木で創刊記念パーティーが開催され六本木に伺ったが、、
そして元マリン企画の小山内氏が編集雨長のサーフィンライフ(マリン企画のサーフィンライフとは関係ない)、

さらに元マリン企画の元サーフィンライフ編集長でグライドの編集長でもあった

内田氏が5月に新刊を創刊する。つまりサーフィンの新しい雑誌が立て続けに3誌書店に並ぶわけだ。

果たして再び戦国時代に突入するのか?

 

 

ところで私的な話で恐縮だが、私のサーフィン、

またサーフジャーナリストとしての原点はサーフィンワールド、

そしてサーフィンクラシックである。

両誌ともに石井秀明が編集長で私は毎号を暗記するほど読み込んだ。

専門用語や名前、地名、隠語などは先輩に訪ねたり、その地を訪れたり、

現場に行くことをミッションとした。

その結果、サーフィンを始めた70年後期にはカリフォルニア、

80年にはバリ島へ、さらに86年には二アス、グラジガンなど、

石井英明が歩いた跡を追いながら廃刊になった以降も検証の旅を継続した。

なぜそこまで拘ったのか、30年以上を経た今でも分からないが、

今の自分が在るのはその時代に私が我武者羅に突き進んだ結果である。

つまり石井英明こそ原点で現在進行中なのだ。

それほどの雑誌が今存在するだろうか?影響力、

信じるに値する言葉、写真、行間、、、
私は石井秀明が築き上げたサーフィンワールドとサーフィンクラシックに出会えて幸せである。

過去形ではない。今も古い雑誌を定期的に読んでは情熱が失せないようにしている。
10代、20代に刺激を得た情熱である。

posted by: ozartsurf | - | 16:27 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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